埋まらないサーブの差…錦織圭は「世界5位」止まりなのか

公開日: 更新日:

 錦織圭(27=世界ランク5位)が、全豪オープンテニス男子シングルス4回戦でロジャー・フェデラー(35・スイス=世界ランク17位)にフルセットの末に敗戦。3年連続8強入りはならなかった。

 錦織は日の丸の重圧を背負うデ杯の欠場が決まって肩の荷が下りたばかりか、2、3回戦と調子は上向き。一方のフェデラーは元世界ランク1位とはいえ、左膝や背中の故障で今大会が約半年ぶりの実戦だ。体力勝負の接戦に持ち込めば勝機は錦織にあるはずなのに、先にダウンしたのは錦織の方だった。

 第4セット終了後に左腰を押さえてメディカルタイムアウトを取ると、第5セット3ゲーム後に2度目の治療を受けた。結局、センターコートを走り回らされた揚げ句、結果として元世界王者の引き立て役で終わった。

■サービスゲームでも主導権を握れない

 最大の要因はサーブの差だ。試合後のフェデラーは「ケイはツアーの中でサービスがいいわけではないが、タフな試合だった」と言った。両者にはサーブの威力とコースで大きな開きがあった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動