フィギュア米国杯で宮原知子が復活V ファイナルに望み
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ米国杯(レークプラシッド)は26日(日本時間27日)、女子フリーを行い、宮原知子(19)が143.31点をマークし、ショートプログラム(SP)と合わせて214.03点で優勝。左股関節疲労骨折から復帰2戦目で、15年NHK杯以来のGP2勝目を挙げた。坂本花織(17)は合計210・59で2位に入り、日本勢によるワンツーフィニッシュである。
SP首位の宮原は最終滑走(9番目)で臨み、安定した演技を披露。持ち前の高度な滑りが評価され「スケーティングスキル」は全体トップの8.79点をマークするなど、故障からの完全復調をアピールした。
今大会の優勝で宮原はGPポイントを22に伸ばし、24ポイントの樋口新葉に次いで7位に浮上。シリーズ最終戦を終えて、上位6人が出場するGPファイナル(12月=名古屋)進出を逃したが、ここに来て、1位(30ポイント)のメドベージェワ(ロシア)が右中足骨を骨折。患部の回復次第ではロシアの女王が欠場を余儀なくされ、宮原が繰り上げで出場する可能性もある。
▽宮原の話
「思いもよらない結果で、すごくうれしい。(疲労骨折で休養した)つらい時期を乗り越えて良かった」