「燃えない電池に挑む!」竹田忍著

公開日: 更新日:

 リチウムイオン電池は蓄電を可能にし、二酸化炭素発生量の削減も可能であることから、「新石油」として期待されている。だが、韓国のサムスン電子のスマートフォンの発火・発煙事故が相次いだことから、〈燃えない電池〉の開発が待望されていた。

 それに挑戦したのが元銀行マンの吉田博一が69歳で起こしたベンチャー企業、エリーパワーだ。吉田らは電気自動車のエネルギーとして大型リチウムイオン電池を開発したが、あまりに高価なものになってしまったため、低価格化が課題となった。発電して即消費しなくてはならない電力と違い、蓄電できる安全なエネルギーの開発に挑んだ男たちを描くノンフィクション。(日本経済新聞出版社 1700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?