「老老戦記」清水義範著

公開日:  更新日:

 54歳の源吾は、自宅を改装してグループホームを開設。現在、7人の老人が入所している。徘徊(はいかい)などの重症者はいないが、それぞれに老人特有の症状はある。

 ある日、ほかのホームとの対抗クイズ大会が開かれることになり、自称知性派の田所は張り切るが、大会はボケた解答をする老人たちをバカにするために開かれるという介護士の噂話を耳にして激怒。仲間たちとわざとトンチンカンな解答をしてやろうと示し合わせる。大会当日、田所たちのペースに巻き込まれ、相手チームもトンチンカンな解答を連発。痛快な気分を味わった田所たちは元気を取り戻し、次は海外旅行に出かけてみようと盛り上がる。

 登場人物の行動が次第にエスカレートしていく過激な老人小説。

(新潮社 520円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    五輪イメージ悪化…安倍政権が描く竹田会長追放のシナリオ

  2. 2

    NGT48メンバーは自宅に男が 地方アイドルが苦しむジレンマ

  3. 3

    「史上最弱横綱」稀勢の里を生んだ“機能不全”横審の大罪

  4. 4

    「カープに恩義ある」引き抜きを断り続ける目利きスカウト

  5. 5

    稀勢の里“ガチンコ横綱”の限界…過信と疲労蓄積で自滅連敗

  6. 6

    「いだてん」低迷は想定内 NHK大河にクドカン起用の狙い

  7. 7

    「誰のおかげで飯食ってんだよ」同年代アイドルの怒声に…

  8. 8

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

  9. 9

    次女コウキのデビュー遠因か…父・木村拓哉が漏らした本音

  10. 10

    稀勢の里引退決断 歴代最低“36勝36敗97休”の不名誉記録

もっと見る