「マンガで入門 世界一ゆるい哲学」マイケル・F・パットンほか著 大田黒奉之訳

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 哲学というと小難しいイメージがあるが、その根底にあるのは知恵を愛し、探求することだという。基本となる「論理」「知覚」「心」「自由意志」「神」「倫理」の6つのテーマにヘラクレイトス、ニーチェ、デカルトなど23人の哲学者が入れ代わり立ち代わり登場し、それぞれの考えを説明していく。

 哲学の土台「論理」のテーマに登場するのはアリストテレス。論理の論証は「演繹的」「帰納的」の2つに分けられるが、彼が見いだした前提の正しさによって結論が確立する演繹的論証を、現実世界に当てはめて紹介。しかし、「そもそも正しいか否かはどうやってわかるのか?」という疑問を持ったデカルトが登場し、「知覚」の世界へと読者を誘うなど、マンガで展開する哲学入門書。

(ダイヤモンド社 1500円+税)

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