「イルカの妹分」沢田聖子さんが語る“シンデレラ物語”と現在

公開日: 更新日:

■「口車に乗せられ、ビキニで浜辺を走るビデオまで」

 79年、「キャンパススケッチ」で歌手デビュー。

「だけど、基礎も実力もない。曲ってどうやって書くの? から始まり、“イルカの妹分”として敷かれたレールの上を歩くのに必死でしたね。なのに、口車に乗せられ、ビキニで浜辺を走るビデオまで撮っちゃって。今でも“アイドルやってましたね”と言われることがあるし、ああ、若気の至りです、ハハハ」

 とはいうものの、その後は自作の曲を数々発表。これまで作詞作曲した曲は150以上。持ち歌は250曲を超え、毎年6月にはかつてジョイント公演を行っていた「初恋」のヒットで知られる故村下孝蔵の追悼ライブを開いている。また、USTREAMで「沢田聖子と圭二郎のショートケーキのヨル。」なるトーク番組を月1回配信中だ。

「台本も筋書きもなく、ただただオネエ(圭二郎)と爆笑トークをする、おバカな内容です、ハハハ。あと、毎年3月にはバースデーライブツアーをやるのが恒例なんですが、4年前から250曲の楽譜を持ち込み、その場でオールリクエストで歌う試みを続けてます。初期の曲をリクエストいただくと歌詞も曲も幼くて、この年齢で歌うのはちょっとなあ、なんて照れてしまう。ただ、息の長いファンの方が喜んでくださるからと歌ううちに、若い頃の楽曲と改めて向き合ってみたい気持ちにもなるんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発