メジャーで最後に残るのは…全米女子プロで無名のデビ・ウェバーが優勝争い出来たワケ
メジャー大会はショットの精度が高い人が上位にきますが、最後はパッティングが打てる人が残ります。
「打てる」というのは、しっかりヒットできるということです。
ユ・ヘランが優勝した全米女子プロ選手権で3位になったデビ・ウェバーが、それを披露してくれました。
正直、この選手のことは知りませんでした。2022年からツアーに参戦し、これまでベスト10入りは3回。無名に等しい選手ですから、メジャーで優勝争いしたことを不思議に思う人もいたでしょう。
プロにとってパッティングは永遠のテーマです。若い時は怖さ知らずで強気に打てますが、長くトーナメントを戦っていれば1メートル以内を外したり、ショートしての3パットで負けることもある。やがて失敗経験が脳と心に蓄積され、入れることより、ミスした後を考えるようになる。シード権や予選落ちが懸かれば「マイナス思考」が強くなり、手の動きの邪魔をする。重症はイップスです。
「技術」以外に相性もあります。今回のグリーンは目に見えないほどの微妙な起伏があり、ライン読みを迷わせました。さらに、大会前の大雨でソフトになり、初日からボールが動くほどの強風も吹き荒れました。乾燥で少し硬くなってきたら、最終日は朝の大雨で再び水分をたっぷり吸い込みました。パットがうまい山下美夢有でさえ、タッチと読みが合わず、3日目までは連日30パット以上。結局12位に終わり、優勝争いに加わることはできませんでした。グリーン上でこんなに苦戦したのは初めてではないでしょうか。


















