JR北海道「くしろ湿原ノロッコ号」(釧路~塘路)車で行けない釧路湿原を満喫する最後のチャンス
日本最大の湿原の釧路湿原は、屈斜路湖から太平洋に注ぐ釧路川の流域に広がる。川沿いに道路はないから車で行くことはできない。そんな緑に覆われた湿地帯を走る観光列車が「くしろ湿原ノロッコ号」だ。
先頭の「DE10形」というディーゼル機関車が、後ろの客車を牽引。1号車は一般客車で、2~4号車は展望客車になっている。展望車両は座席が木製で、6人用のボックスシートと、2人用のベンチシートがある。
「緑の生い茂る釧路湿原にフィットするように列車の外観は緑色がベースです。釧路駅を出発し、住宅や建物があるところから、湿原に向かっていく車窓の風景の移り変わりを楽しんでいただければ。湿原の中をゆっくり運行していきますが、見どころのポイントではさらに速度を落として走ります。大きな窓は開けることができますので、客席に吹き込んでくる風を楽しみながら過ごしていただくことも可能です」(JR北海道釧路支社企画グループ・結城里菜さん)
天気が良ければ、遠方に雌阿寒岳・雄阿寒岳などの山々を望める。岩保木水門も見どころのひとつ。列車は大きく蛇行する釧路川に沿うように進み、車窓からはカヌーで川下りをする人たちの姿や、運が良ければエゾシカ、キタキツネ、オジロワシなどを見ることもできる。

















