「コンサル」名乗るシニアは「ほぼ無職」 それでも「自分は現役ホワイトカラー」の仮面を外せないオジさんたちの終わりなき戦い
【第5回・後編】自称「AIコンサル」だが収入0円のEさんの場合
「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。
◇ ◇ ◇
(前編からのつづき)
「コンサルやっています」
こう自己紹介をするシニアに、たまに出会うことがある。中には本物の「コンサルタント」もいるのだろうが、60歳を過ぎてから「コンサル」を名乗るのは、だいたい「なんちゃってコンサル」な場合が多い。
「仕事……してないですよ。年金はまだ受給してないですが、投資の運用益が月30万~40万円あるので、それで暮らしています。あとは昼間っからビール飲んで、二刀流の大谷の試合を見てブラブラしてます。妻は始終怒りまくりですが、何もする気はありません、以上!」
などと正直に答えるシニアはあまりいない。毎日パソコンをいじくり回しているけれど、実際には何をやっているのかよくわからない「新しいもの好きおじさん」がシニアコンサルの実際だったりする。
「フリーランスで〇〇コンサルティング」
たとえば、こういう自己紹介文を60代が出してきたら、「無職」率は高い。
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