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井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

誰か、戦争を止められる賢人はいないのか

公開日: 更新日:

 誰か、プーチンの戦争犯罪を止められる賢人はいないものか。ウクライナの戦禍には絶句するばかりだ。

 一方、東京地検特捜部が下した広島選挙買収事件の処分にも呆れ果てた。2019年の参院選で、元法相のあの刑務所に入っている河井克行にカネをバラまかれた広島県議や市議ら100人のうち、34人をやっとこさ「被買収」で起訴した。検察審査会から「起訴相当」とされて再捜査した揚げ句、どうにか34人の処分を一転させた。で、買収を認めたやつは“略式罰金刑”だと。そんなこと当たり前だろが。しかし“不起訴不当”となった残り46人は、「不起訴が不当だ」というのも何語だか分からないが、不起訴となった。「不当」というなら起訴じゃないのか。下水管にクソが詰まったままのようなこの処分は不可解だ。

 おまけに、河井夫妻が自民党から選挙前にもらった資金1億5000万円が買収に使われたかどうかも解明されず、党からもロクに説明されないままだ。地検は捜査は終わりという。何が終わったんだ。そのカネは税金だぞ! 国民全員がダマされたまま。ムカつく事件だ。

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