草彅剛「罠の戦争」の演技にポジティブコメントの嵐…突き詰めたリアルさが高評価

公開日: 更新日:

■演技力が過小評価される傾向にあった草彅

「草彅さんはジャニーズ事務所退所後も、20年には映画『ミッドナイトスワン』でトランスジェンダーの主人公を演じ、21年にはNHK大河ドラマ『青天を衝け』で江戸幕府の第15代征夷大将軍 徳川慶喜を演じるなど、難役で演技に磨きをかけてきました。民放ドラマにありがちなオーバーアクションで派手な演技ではなく、とことんリアルを突き詰めたような演技で、他の役者さんとは一線を画すレベルにまで達した感があります」(民放ドラマ制作関係者)

 草彅といえば、これまで多くの映画とドラマ出演があるが、バラエテイ番組で見せるような飄々とした抜け感や、プライベートでのジーンズやギター、バイクといった多趣味な一面がクローズアップされる傾向があり、俳優としては過小評価されてきた。

「今作は2015年に放送された『銭の戦争』、17年の『嘘の戦争』に続く戦争シリーズ。完全オリジナル作品ですが、韓国ドラマリメイクの第1弾『銭の戦争』に続く、復讐シリーズでもあります。草彅は彼が韓国人キャラを演じるバラエティ番組『チョナン・カン』に出演している間、韓国映画や韓国俳優の演技や雰囲気をかなり研究したといいます。そうした積み重ねによって『銭の戦争』がヒットし、今回の『罠の戦争』の放送にも結びついたのでしょう」(前出・弘世一紀氏)

 ドラマ制作スタッフもファンも、草彅が表に出して来なかったたゆまぬ努力を敏感に感じ取り、応援しているのだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」