ファミレス24時間営業撤退 カラオケ業界の追い風になるか
全国カラオケ事業者協会「カラオケ白書」によると、2015年度のカラオケ参加人口は4750万人、前年度比で0.2%の微増だ。20年前に比べて1000万人以上減ったとはいえ、カラオケボックス市場は10年度3790億円から15年度3994億円と“復調”傾向にある。さらに追い風になると思いきや、こんな見方もある。
「ただ、カラオケボックスで数時間、始発待ちすると、都内じゃ最低1人1500~2000円はかかります。1000円以内で粘れるファミレスより割高です。仮に利用客が増えるにしても、低価格で急成長中の『まねきねこ』のような“激安店”だけで、大手はどうか。24時間営業の外食店が減ることで、まねきねこが店舗数首位の『ビッグエコー』を抜くなんてことも起こるかもしれませんが、それ以前に、終電前にさっさと帰るサラリーマンが今よりもっと増えるはずです」(岩波拓哉氏)
風はどっちに吹くか。