米国の養護施設でクラスター発生か 800人全員が感染疑い
米国はいま、新型コロナウイルスの感染者数(41万人超)と死亡者数(1万4000人超)で、世界トップにいる(4月8日現在)。新たな感染者数も増え続けており、いまだにピークが見えてこない。
今月7日、ペンシルベニア州ピッツバーグ市郊外にある養護施設で、驚くべきことが起きた。ブライトン・リハビリテーション&ウェルネスセンターに入居しているお年寄り約450人とスタッフ約350人のほぼ全員が、新型コロナウイルスに感染した疑いがあるというのだ。ピッツバーグ市の地元テレビ局が伝えた。
報道によると、先週から多くの入居者とスタッフにコロナの症状が見られ、PCR検査でも多数に陽性が確認されていた。そのため全員の同検査を実施しない代わりに、入居者とスタッフ全員が感染していると仮定して治療する方針に切り替えた。死亡者は7日までに3人。
入居者の家族は面会もできず、言葉を失っているという。