大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪
開幕から2日で20日目を迎える大阪・関西万博。内装工事の遅れから未開館だったインドパビリオンがきのうオープンし、これでネパール館を除くすべての海外パビリオンが完成した。ゴールデンウイーク後半の週末には多くの来場者が見込まれるが、盛り上げムードに水を差すような「安全トラブル」が続出している。
先月26日、「空飛ぶクルマ」のデモ飛行中に、モーターなど機体の一部が破損した。万博協会は「安全性が確認されるまではデモ飛行を停止する」としている。
同28日には会場隣の舞洲のバス待機場で、自動運転バスの交通事故が発生。運転手が運転席から離れている時に動き出し、コンクリートの壁に接触した。バスを運行する大阪メトロは、原因が明らかになるまで自動運転バス5台の運行を中止するという。
また同日、樹齢6500年のオークの木を130本以上展示する「文明の森」が突如、立ち入り禁止となった。SNSや来場者から「樹木が倒れる恐れがあるのでは」との指摘があり、「改めて確認が必要な事項がある」(万博協会)とし、閉鎖を決めたという。その後、本当に倒木の危険があったのかなど安全性については、何も説明がされていない。