スパイシーなエスニック料理にピッタンコ! KALDIでドイツの芳醇白ワインを見つけちゃった

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コクハク

ドイツで今最も注目度が高い地方の白ワイン

 今年もジメジメとした蒸し暑い季節到来…そんな日にはやっぱりスパイスの効いたエスニック料理を欲しがちな市野瀬です。

 スパイス系というと、タイ、インド、ベトナム料理など…食欲をソソるさまざまなウマ辛料理がありますが、これらの味わいにびっくりするほどマッチしちゃう最強フレーバーの1本があるんです!

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 今回の主役は、日によって世界各国の様々なワインがセール価格で販売されている「KALDI」で購入した『ゲヴュルツトラミネール カビネット』(税込み1254円)。ドイツで今最も注目度が高いラインヘッセン地方でつくられた白ワインです。

 この産地はローマ時代からブドウが栽培されていたと言われる伝統的なドイツ最大のワイン銘醸地。ちなみに、数え切れないほど多くの緩やかな丘に覆われているので“千の丘陵地”との異名を持っているんですよ。

 使われているブドウは、私も大大大好きな「ゲヴュルツトラミネール」という超アロマティックな品種(ワインの勉強を始めた頃に初めて知って一瞬で虜になった品種です♡)。

 淡いピンク色の厚い果皮を持つ白ワイン用のブドウ品種で、「ゲヴュルツ」とはドイツ語で「スパイス」「芳香豊か」という意味。その名の通り、香りは爆発的に華やかで、ライチや白バラ、そしてスパイシーなフレイバーが特徴なんです。

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女性の心を一瞬でワシづかみにするような“ズルい香り”が魅力

 さて、まずは外観、そして香りから…。

 澄んだ輝きのあるレモンイエロー色。もうグラスに注いでいる瞬間から華やかな香りが開いています。

 ゲヴュルツトラミネールの特徴香であるライチやバラのほか、マスカットやキンモクセイ、白桃、花の蜜など…もぉ〜女性の心を一瞬でワシづかみにするようなズルい香りなわけですよ(この品種を飲む度にいつも思いますが、こんな香りを放つ女性に生まれたかった…笑)。

 そして何と言っても、白コショウやコリアンダーなどのスパイス香。コレが、エスニック料理とのペアリングに欠かせないポイントなんです!

 では、香りを十分に楽しみながらゴクリ。キターーーーー! とにかくリッチで力強いアタック! これぞ、ゲヴュルツトラミネール‼

 残糖感のある中辛口で、豊かな甘味と極めて穏やかな酸味、そしてコクを与える旨味をともなった苦味。

 ふくよかで厚みのあるバランスの中にスパイス系のフレーバーも顔を出し、「貴方に印象付けるのが得意なんです!」と言わんばかりの、なんとも派手で華やかな味わいです。

ゲヴュルツがエスニック料理にマッチするワケ

 この1本がなぜエスニック料理に合うのか…。

 まず多くのタイ料理にはパクチーが使われていて、辛味が強いですよね。この「パクチーの香り×ワインのエスニックな香り」が仲良くマリアージュし、「料理の辛味×ワインの甘味」がお互いに寄り添い、抜群のペアリングに。

 もちろんクミンやナツメグ、ガラムマサラなど、香辛料が効いた辛めのインド料理にも、このスパイシーな芳香と甘味のアタックが強いワインはなおさらよく合いますよ!

 力強い味わいの料理にはそれに負けないくらい主張してくるワインを合わせるのがペアリングの鉄則ですが、この原理にしっかり基づいていますしね。

 この組み合わせ、個人的にもたまりません♡

 暑くて(or何かムカつくことあって笑)なんだかヤル気が出ない日も、早くも夏バテ気味のそこのアナタ様も…「エスニック料理×ゲヴュルツトラミネール」で一緒に乗り切っていきましょー!

(市野瀬瞳/フリーアナウンサー)

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