トカラ列島近海で100回超の群発…連日揺れるのは巨大地震の前兆なのか?

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 この群発地震は何を意味しているのか。鹿児島県十島村のトカラ列島近海で地震が相次いでいる。4日午後0時32分の震度1(M2.9)を皮切りに震度1以上を観測する地震が100回以上も発生している。5日午前11時14分には十島村の悪石島で最大震度4(M4.8)を観測する地震が起きている。

 不気味なのは、最大震度7を記録した2011年の「東日本大震災」や16年の「熊本地震」の直前にも、トカラ列島近海で群発地震が起きていたことだ。ネット上では「トカラ群発地震は巨大地震につながる」という“トカラの法則”まで登場。大騒ぎになっている。立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授はこう言う。

「トカラ列島の海底には火山があり、火山性の群発地震が起きるのは珍しいことではありません。巨大地震につながるという法則は単なる噂で、存在しません。ただ、最近の一連の地震を並べると、最大限、警戒すべき局面だといえます」

 ここ数日、日本列島は地震が連発している。▼2日、茨城県南部(最大震度4、M5.0)、▼3日、山梨県東部・富士五湖(同5弱、M4.8)、和歌山県紀伊水道(同5弱、M5.4)、▼4日午後~トカラ列島近海(群発地震)ーー。あちこちでバラバラに起きているように見えるが、同じメカニズムで説明できるという。

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