(18)いつの間にか署に記者たちが集結

駆け込んだ特別捜査本部は、戦場のように電話が鳴り響いていた。テーブルの上に置かれた何台もの固定電話は、それぞれの線が千切れるのではと思うほど伸び、捜査員たちの耳に受話器があてられる。その捜査員たちが並ぶ中央には、堂前汐音の姿も見えた。
「テレビ日本、声明文あり!」
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