セパ盟主・巨人とソフトバンクの寂しい現実…球宴ファン投票 最終中間結果で浮き彫りに

公開日: 更新日:

 球宴ジャック──そんな言葉が懐かしい。

 NPBが昨23日、球宴の最終中間結果を発表、阪神外野手の森下翔太が68万4653票で暫定の最多得票に立った。セ2位は阪神内野手の佐藤輝明の63万3613票。パの最多は日本ハム外野手の万波中正の64万4537票で、オリックス内野手の太田椋が63万4048票で続いた。

 部門別では、先発の村上頌樹、一塁手の大山悠輔、三塁手の佐藤輝、外野手の森下がトップに入った阪神の4人が最多。パは先発の宮城大弥、捕手の若月健矢、一塁手の頓宮裕真、二塁手の太田、遊撃手の紅林弘太郎と5人が名を連ねたオリックスとなった。

「部門別ではソフトバンク楽天ロッテヤクルトからのトップはゼロで、このままソフトバンクからファン投票選出者が出ないとダイエー時代の1993年以来、実に32年ぶりのこととなります。寂しいのは巨人も一緒で、現時点でトップに立つのは中継ぎ投手部門の大勢と捕手部門の甲斐拓也の2人だけ。00年と01年に連続で最多7人が選出され“球宴ジャック”が当たり前だったのも今は昔です。昨年は岡本和真ひとりだけで、23年と21年にはファン投票選出ゼロで球団に衝撃を与えましたから」(球界関係者)

 常連の岡本が故障で離脱し、坂本勇人も衰えが著しい。チームの顔となるべき若手の育成が急務ということが改めてハッキリした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後