消えゆく女子大「共学化」による生き残りの成否…“マンモス校”武庫川女子大には4万超の反対署名が

公開日: 更新日:

 17日に共学化が発表されたのが兵庫県西宮市にある武庫川女子大学で、2027年度から武庫川大学として再出発する。同校は現在13学部21学科を擁し、9600人ほどの学生が学ぶ国内最大規模の女子大だ。

 だが20日現在、オンライン署名サイトには共学化に反対する署名が4万超集まっている。〈裏切られた、女子大だから入学したのに〉〈在校生が卒業するまで共学化を待てないのか〉といった声が、在校生や保護者などから上がっているのだ。

■四半世紀で4分の1の女子大が姿消す

 4月25日に京都ノートルダム女子大が新規学生募集停止を発表したように、最近増えているのが女子大の新規募集停止や共学化のほか、4年制大との統合を選択するケースで、この四半世紀で4分の1の女子大が姿を消している。特に多いのが共学化だ。女性だけで学ぶニーズは現在もあるものの、女子高生の共学志向の影響が大きいという。

「共学校のほうが学部数が多く、施設だけでなく留学やサークル、公務員講座などのプログラムが充実している点が、キャリア志向が強い今の女子高生のニーズに合致しています」(大学ジャーナリスト・石渡嶺司氏)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?