巨人・甲斐拓也が問われる「勝てるFA捕手」の存在価値…6月先発マスク7戦全敗、すべて4失点以上
巨人の甲斐拓也(32)が、マスクをかぶった試合で、また投手が炎上した。
昨24日のロッテとの交流戦最終戦に「8番・捕手」で4試合ぶりにスタメン復帰。2安打を放ったものの、先発の西舘をリードで導けず、5回途中6失点でKOとなった。巨人は逆転負け。交流戦は11位フィニッシュとなり、借金生活に突入した。
23日に発表された球宴のファン投票の最終中間発表で、セ・リーグ捕手部門でトップに立った甲斐だが、巨人では早くも正念場を迎えている。
今季5年総額15億円の大型契約でソフトバンクからFA加入。4月までは打率3割をキープするなど、出だしは好調だったが、5月の月間打率は.196、6月も.200と失速。さらに自慢の守りでも、6月に入ってスタメンマスクをかぶった7試合は全敗で、いずれも投手陣が4失点以上を喫している。ここのところ、阿部監督に起用されない日が増えているのだ。
開幕から正捕手として君臨してきたが、5月以降は昨季の正捕手・岸田の先発マスクが急増。6月は岸田がチーム最多の10試合、甲斐が7試合、小林と大城卓がそれぞれ1試合となっている。