湘南ベルマーレフットサルクラブ 佐藤伸也社長(1)選手とともに地域の社会課題に取り組む
湘南ベルマーレフットサルクラブは、日本のフットサルのトップリーグ「Fリーグ」に加盟するクラブであり、同名の運営会社である。小田原市を拠点に3市8町の神奈川県西部をホームタウンとしている。
Jリーグの「湘南ベルマーレ」は総合型地域スポーツクラブとして、「NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ」を設立、トライアスロンやビーチバレーなどサッカー以外のスポーツ振興にも力を入れている。
湘南ベルマーレフットサルクラブは、その中から誕生したスポーツ団体ではあるが、株式会社化して独立している。
佐藤(48)はサッカーの強豪・国士舘大学出身でJリーガーを目指したが、その後はビジネスマンに転身して営業やコンサルティングの仕事に携わってきた。スポーツとビジネス両方の知見を持つという強みを生かして、2022年の社長就任以来、独自性のあるスポーツクラブ経営を推し進めてきた。
JリーグやバスケットボールのBリーグなど、従来型の企業スポーツから脱却してホームタウン制を導入したスポーツリーグが増えつつあるが、Fリーグもそのひとつだ。ホームタウンを持つクラブの多くは、地域に根ざしたクラブを目指して、教室やイベントなどスポーツを通して、サポーターや地元の人々とのコミュニケーションを図る。