備蓄米を求めて近隣店舗を巡ると…コメ価格の4極化がますますクッキリ

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 6月13日までに沖縄県を最後に全国47都道府県で随意契約の備蓄米の販売が始まっている。小泉進次郎農相は16日、全国のスーパーで販売されたコメの平均価格が3週連続で値下がりしたことも明らかにした。値下げ幅は5キロ当たり109円。値下げは小泉農相が決断した備蓄米の放出が影響していることは明らかだ。

 これまでに放出された備蓄米は一般入札が31万トン、随意契約での放出が30万トン、さらに追加で随意契約による20万トンと合わせて81万トンが放出されている。

 備蓄米を求める消費者が多数店頭に並び購入する様子が連日ニュースで流されているが、随意契約先が主に大手小売りの店舗は都市部に偏っている傾向が見られる。そこで、わが街のスーパー、コンビニでの備蓄米の入荷状況を調べに歩いた。

 6月16日、木更津市のイオンモールにあるジャスコ店。レジカウンター前のコーナーに並ぶのは千葉県産コシヒカリ5キロ4480円。備蓄米とブレンド米は見当たらない。店員に尋ねると「どちらも入荷はなく、入荷予定もない」。続いて同市内にあるローソンを2店舗訪ねた。

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