西武球団が株主総会で指摘された2つの「12球団ワースト」 荒れた昨年とは天地の差だが…

公開日: 更新日:

 荒れた昨年と比べたら天と地だが……。

 24日に行われた西武ホールディングスの株主総会。おおむね無風で、むしろ91敗を喫した昨季からの巻き返しに称賛の声が出たほど。

 もっか首位・日本ハムと3.5ゲーム差の4位で優勝争い真っ最中とあり、早くも西口監督以下首脳陣やスタッフの契約延長を求める声すら上がった。

 そんな中、球団にとって耳の痛い指摘もあった。「他球団に比べ、観客動員増加が不十分。選手の年俸総額も低い」というのがそれだ。

 昨季の総観客動員数は12球団ワーストの155万5280人。前年度から約13万人の増加数はむしろ上位に入る数字だが、奥村球団社長は「(他球団と比べて)キャパシティーの問題もあるので……」と釈明した。

「本拠地のベルーナドームは公式には最大収容人数が3万1552人となっているが、実際にチケットを販売しているのは2万7000席強。モニター観戦がメインとなるエリアもあり、球団は『その席でお金を取るのは……』と販売していない。『完売』を発表した6月14日の中日戦も、2万7589人だった。もっとも、本拠地の最大収容人数が約4万人のソフトバンク、約3万6000人のオリックスに比べ、キャパが小さいのも事実。ただ、こればかりは多額の費用をかけて、球場改修をしないとどうにもならない」(球団OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない