めぶきFG×群馬銀行 北関東を地盤とする大手地銀を比較
関税を巡る日米交渉の影響で、日銀が動きにくくなっているようです。植田和男総裁は利上げ方針を掲げていますが、その実現はなかなか困難にみえます。
とはいえ、ひところのマイナス金利からは脱し、正常な金融政策に向かっているのは確かといえそうです。金利のある世界では金融業界(銀行、証券、保険など)の業績回復が見込めます。
今回は地方銀行で北関東を地盤とする「めぶきフィナンシャルグループ」と「群馬銀行」の社員待遇を比較してみます。
めぶきFGは、茨城県の常陽銀行と栃木県の足利銀行を中核とする地銀グループ。経常収益で地銀トップ5に入る大手です。関東から東北南部にかけて広範なネットワークを持ち、地方創生支援などを行っています。社名の「めぶき(芽吹き)」は樹木の新芽が出始めることを意味します。
群馬銀行は文字通り群馬を地盤とし、長年にわたる安定経営で知られます。経常収益は地銀トップ10内。県内トップシェアを維持しながら、東京や埼玉、長野にも展開しています。収益性・効率性に優れ、業界内での評価も高いといえます。また、2027年4月をメドに第四北越FG(新潟県)と経営統合する予定です。