規定違反で減点の凡ミスも…羽生がまさかの出遅れ5位発進

公開日: 更新日:

 優勝候補が大失態である。

 フィギュアスケートの世界選手権(ヘルシンキ)は30日、男子ショートプログラム(SP)を行い、3季ぶりの王者奪還を目指すソチ金メダルの羽生結弦(22)が98・39点で5位に沈んだ。

 羽生は立ち上がりからミスを犯した。「ユズル・ハニュウ」の名前をコールされても演技を開始せず、30秒の規定時間をオーバーして痛恨の1点減点である。

 出はなをくじかれた羽生は、冒頭の4回転ループこそ決めたが、続く4回転サルコーの着氷でバランスを崩す。左足をつきながらも2回転トーループを跳んだが、回転不足ととられて加点されなかった。

 王者らしからぬ演技を見せた羽生は「非常に悔しい。不甲斐ない」と、苛立ちを隠さなかった。

「金メダルを取りたいので、しっかり修正したい」と続けたが、首位フェルナンデスとは10点差以上。GPファイナルでは4連覇中の羽生が、いよいよ崖っぷちに立たされた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗