朝乃山「大関返り咲き」へ最大の壁…実力は上位陣に引けを取らないが
大関だった21年、コロナ禍における相撲協会の感染症対策ガイドラインに違反してキャバクラに出入りしていたことが週刊誌に報じられ、5月場所を途中休場。6場所出場停止処分を受け、三段目まで転落した。以来、大関復帰は朝乃山の悲願となった。
とはいえ、すでに32歳と決して若くはない。現在は前頭6枚目。次の11月場所は平幕上位への番付上昇が確実だが、ここから大関復帰は果たしてかなうのか。
ある角界OBは「今の相撲を見る限り……」と、こう続ける。
「上位陣と比べても実力そのものは引けを取らない。もともと右四つの相撲は元横綱の白鵬にも絶賛されていたように、四つ相撲のうまさ、力強さは折り紙付きです。かつてはその型に持ち込むまでに四苦八苦していたが、そこも改善されている。問題はケガです」
出場停止処分が明け、大関返り咲きが期待されていた23年7月場所中に左上腕二頭筋を部分断裂。同年秋巡業で左ふくらはぎを肉離れし、24年だけでも右足首の捻挫、右膝内側側副靱帯損傷、左膝前十字靱帯断裂、左膝内側側副靱帯損傷、左大腿骨骨挫傷と、大ケガのオンパレード。今年5月場所も左足リスフラン靱帯損傷(左足甲捻挫)で途中休場した。まさにケガのデパートなのだ。


















