私の予想に直接“ツッコミ”をくれた横綱大の里へ 貴殿の「対抗」と注目力士はコレだ!
1年の大相撲カレンダーの最後を飾る九州場所が始まる。
私の優勝の「本命」は横綱・大の里だ。先場所、涙の復活優勝。相撲勘や持ち味の馬力、左おっつけの力は戻ったようだ。先日の二所ノ関一門の連合稽古でも大関琴桜と20番取って上々の内容で、調整も順調そう。
ただ、先場所後の感想戦コラムでも触れたように「土俵際」が気にかかる。土俵際まで相手を持っていく力はすでに戻っている。しかし、詰めの甘さが時に露呈する。先場所終盤の思わぬ2連敗も、ともに土俵際で逆転されたものだ。土俵際に細心の注意を払ってほしい。
さて、ここで注目したいのは星数だ。見立て通り大の里が優勝するとして、果たして何勝での賜杯になるのか。というのも、大の里の星の伸び具合によって、今後の大相撲・幕内の構図が変わってくるからだ。
ご承知のように、幕内は今、6場所連続で12勝での優勝が続いている。優勝ラインが下がり、混戦模様となっている。
しかしもし、復調した大の里が今場所以降、安定して13勝、14勝とハイレベルの勝ち星をあげるようになったら、付いてこられる力士はいないだろう。そうなれば、左肩をケガする以前の、2025年のような大の里一強時代が再来することになる。果たして大相撲は再び1強時代となるのか、群雄割拠の優勝争いが続くのか──。
■「よく外しますよね」と突っ込まれ…
ところで私は今年3月の春場所から、YouTubeで「大相撲日刊ゲンダイ場所」を始め、以降、毎場所優勝予想をしている。
なんと大の里はこのチャンネルを見ているらしく、先般の秋巡業で会ったとき、「ヨシダさん、よく予想外していますね」と突っ込まれてしまった。
大の里については、春と名古屋の両場所で「本命」にしたものの、結果はそれぞれ途中休場と9勝6敗(※夏場所は全休で、予想の対象外)。そして先の秋場所では、「勢いのある熱海富士に勝てるのか、動きのいい藤ノ川を仕留めることができるだろうか」と不安視し、とうとう「本命」からも「対抗」からも外してしまった。そうしたら……双方を退けて一転、優勝を果たした次第。
なるほど、外してはいる。でもこの食い違いは、半分くらいは大の里関のせいではないだろうか(大の里関、どうだろうか……)。
そんな逃げ口上を考えていたら、「見限ってくれましたね、ヨシダさん。でもボクは復活優勝しましたよ」という、大の里の声なき声が何やら聞こえてくる。よし、大の里の力を再び信じよう。横綱らしいハイレベルな優勝で1年を締めてほしい。


















