朝乃山「大関返り咲き」へ最大の壁…実力は上位陣に引けを取らないが
【大相撲9月場所 13日目】
かつてを彷彿させる力強い四つ相撲で、土俵を支配した。
元大関の朝乃山(32)が25日、今場所で大関とりに挑戦していた熱海富士を撃破。立ち合いで左の前まわしをつかむと、一度は土俵中央まで押し返されながらも休まず攻め続け、最後は得意の右差し左上手の体勢で寄り切った。
これで10勝3敗。幕内での2ケタ勝利は2023年5月場所以来、3年ぶりだ。1敗の横綱・大の里が結びで霧島に敗れて2敗に後退したことで、3敗の大関・安青錦とともに1差で追う展開となり、賜杯を抱く可能性も出てきた。
この日は結びの2番前という、大詰めの取組。かつての大関時代は当たり前の位置だったが、支度部屋では「国技館では(この位置は)久しぶり。声援と拍手の中で相撲を取れて嬉しかった」と、どことなく感慨深げだった。
もっとも、本人は「感慨? まだそれは感じていない。一日一番です」と、“満足するのはまだ早い”と言わんばかり。大関復帰を目指す朝乃山にすれば、ここで立ち止まってはいられない。


















