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「カチョウ 火災原因調査官」中野順一著

 埼玉県小松川市消防本部に勤務する茜は、ポンプ隊から予防課調査係に異動。係長の刀根の下で、火災原因を突き止める新米調査官として働いている。ある民家で、日中、無人の居間から出火。警察の外村は放火を疑うが、現場を調べた茜は金魚鉢が原因の収れん火災と突き止める。そんな中、市内で連続放火事件が発生。手がかりがなく、外村らの捜査は行き詰まる。一方、クリスマスの夜、刀根の自宅近くで火災が発生。刀根が本部で配られた消火弾を火元に投げ込むと、爆発が起き、巻き込まれた刀根が死んでしまう。やがて、消火弾の中身がすり替えられていたことが分かる。

 捜査権を持たない女性消防官・茜を主人公にした長編サスペンス。(徳間書店 640円+税)


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