• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「サーベル警視庁」今野敏著

 日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を破り、国内が沸いていた明治38年、不忍池で帝国大学のドイツ文学講師の死体が発見された。通報したのは富山の薬売りだったが、奇妙なことに事情聴取後、こつ然と姿を消す。その日の夜、今度は陸軍大佐が殺された。大学講師と同じく一突きで刺殺されている。溝口派一刀流免許皆伝の岩井巡査は、その傷口から凶器は西洋の剣レイピアだと見抜く。なぜか内務省が捜査を妨害しようとするが、元新選組三番隊組長の斎藤一や探偵の西小路も加わって、真相に迫る。

 夏目漱石や小泉八雲などの文学者も絡んだ、明治政府の権力闘争の闇を切り裂く警察小説。(角川春樹事務所 1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “被害者”が激白 塚原夫妻の無責任指導とでっち上げの実態

  2. 2

    錯乱答弁を連発 テレビ討論でバレた安倍首相の薄っぺらさ

  3. 3

    東京、神奈川、四国…“地方票”石破氏の猛追に安倍陣営焦り

  4. 4

    体操協会なぜ切れず? 塚原夫妻“職務一時停止”本当の目的

  5. 5

    交通遺児に残された亡父の車を競売に…劇的展開に感動の嵐

  6. 6

    海外では国民が猛反発…「年金改悪」日本だけがやすやすと

  7. 7

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  8. 8

    二軍で“塩漬け”の巨人ゲレーロ 古巣中日勢に漏らした本音

  9. 9

    最下位転落はすぐそこ…DeNAラミ監督の続投に2つの条件

  10. 10

    ラミ監督は窮地…DeNA“横浜回帰”で浮上する次期監督の名前

もっと見る