「社員をサーフィンに行かせよう」イヴォン・シュイナード著、井口耕二訳
1950年代末にロッククライミングギアの設計・製造・販売から始めたカリフォルニアの企業「パタゴニア」。自社の製品が岩壁を傷つけることに気づくと傷つけない製品を開発する。また、衣料品も販売しているが、古くなった衣料品の回収・リサイクルを行うなど、環境を守ることを理念としている。仕事は楽しくなければならないというポリシーから、「社員をサーフィンに行かせる」フレックス制度を導入した。社員は午後2時からサーフィンに行こうと計画するのでなく、いい風が吹き、いい波が立ったらサーフィンに行けるのだ。
100年先も存続する企業を目指す「パタゴニア」のビジネスを紹介する。(ダイヤモンド社 2000円+税)