小保方氏の検証実験 「200回」が本当なら1週間で成功か
いよいよ「背水の陣」だろう。「STAP細胞」問題で、理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)が2日、細胞の有無を確認する検証実験に参加するため、神戸市の理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)に出勤した。
小保方さんは午前11時前、タクシーでCDBに到着した。長く伸びた髪をひとつに束ね、白いパーカにスニーカー姿。4月の会見以来、3カ月ぶりに対面した報道陣の「小保方さ~ん」の呼び掛けにも応じず、足早に建物内に入っていった。
自ら強く望んでいた検証実験の参加だ。久々の「職場復帰」はうれしいに違いない。ただ、喜んでいられる日はそう長くないだろう。参加は11月末までで、期限内に何らかの「成果」を示さなければますますピンチに陥る。
「小保方さんの検証実験は、不正防止のために第三者が立ち会い、複数のカメラに24時間監視されます。壁にムーミンが描かれた小保方ラボ(研究室)とは百八十度異なる窮屈な環境の下で、実験することになるのです。そして自身の潔白を証明するには絶対、失敗できない。フツーの心境ではいられないでしょう」(在阪科学ジャーナリスト)