巨人は「分析と対策がまるでダメ」…またも阪神にワンパターンでやり込められる“カモネギ”
またやられた。
敵地甲子園に乗り込んだ1日の阪神戦。巨人先発の西舘勇陽(23)が初回2死二塁から、佐藤輝明(26)に右翼線へ先制二塁打を浴びると、1-0の三回1死三塁から、今度は中大の1学年先輩・森下翔太(24)に左前へ適時打を打たれ0-2。これで主導権を失い、6回2失点で2敗目(2勝)を喫した。「イニングの先頭を出塁させる機会が多くなって、リズムに乗りきることができなかった」と反省したが、さる球界関係者がこう言った。
「先制適時打を放った佐藤輝は、セ5球団の中で巨人戦での4本塁打が最も多い。森下は巨人戦の打率.347、4発、14打点。完全に“お得意さま”状態です。阪神先発の才木には、24年7月から6連敗。巨人戦の連続無失点イニングも『31』に更新された。同じ相手に同じようにやられている。スコアラーを含めて、分析と対策がまるでできていない」
この日、テレビ中継で解説を務めた阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問は、巨人の選手起用について「佐藤輝に打たれたのは甘い球。(三回の)森下のタイムリーも、1死三塁で5球全部真っすぐはありえへん」と捕手・岸田の配球に苦言を呈した。