「静かな退職という働き方」海老原嗣生著
「静かな退職という働き方」海老原嗣生著
「静かな退職」とは、「会社を辞めるつもりはないものの、出世を目指してがむしゃらに働きはせず、最低限やるべき業務をやるだけの状態」という。現在の20代ではほぼ半数が仕事よりも「プライベートを優先」するなど、若い世代を中心に「静かな退職」が着実に浸透し始めている。
旧来の働き方に慣れたミドルには信じがたいかもしれないが、社会の変化によって「静かな退職」が当たり前の時代が到来している。さらに「静かな退職」は、会社の経営改善や、少子高齢化や男女共同参画など社会課題にも効用があるという。
静かな退職が浸透してきた背景を分析。それを望む本人の進むべき道、そして彼らと対峙する周囲や上司・会社の対処法など、双方の視点から考察した働き方テキスト。
(PHP研究所 1210円)