「ぼくのデフブラらいふ」門川紳一郎著 金井真紀絵と文
「ぼくのデフブラらいふ」門川紳一郎著 金井真紀絵と文
著者は両親が共働きだったため祖父母に預けられていたが、2歳の頃、柱にぶつかったり、ものを踏んづけたりすることから、目が見えないのではないかと祖母が気づいた。幼稚園の頃は難聴状態だった。盲学校卒業後、自分と同じ盲ろうの福島智が日本で初めて大学に進学したことを知り、大学に進む。
アメリカのヘレン・ケラーセンターへの研修留学が決まり、ボランティアのサポートを得て渡米。ニューヨーク大学を卒業し、盲ろう者の願いや夢をかなえたいと、NPO「盲ろう者の人権を守る会すまいる」を立ち上げる。
全盲で全ろうながら、NPOを設立し、フルマラソンにも挑戦した著者の日々を紹介する。
(ころから 2200円)