「ぼくのデフブラらいふ」門川紳一郎著 金井真紀絵と文

公開日: 更新日:

「ぼくのデフブラらいふ」門川紳一郎著 金井真紀絵と文

 著者は両親が共働きだったため祖父母に預けられていたが、2歳の頃、柱にぶつかったり、ものを踏んづけたりすることから、目が見えないのではないかと祖母が気づいた。幼稚園の頃は難聴状態だった。盲学校卒業後、自分と同じ盲ろうの福島智が日本で初めて大学に進学したことを知り、大学に進む。

 アメリカのヘレン・ケラーセンターへの研修留学が決まり、ボランティアのサポートを得て渡米。ニューヨーク大学を卒業し、盲ろう者の願いや夢をかなえたいと、NPO「盲ろう者の人権を守る会すまいる」を立ち上げる。

 全盲で全ろうながら、NPOを設立し、フルマラソンにも挑戦した著者の日々を紹介する。

(ころから 2200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校