マシンガンズ西堀亮「ゴミ関連のすごい発明を生み出したい。相方がゴミ問題で有名なので」

公開日: 更新日:

西堀亮さん(芸人・48歳)

 先月、結成16年以上の漫才師の大会「THE SECOND~漫才トーナメント~」で準優勝して再注目のマシンガンズ。西堀亮さんは今月、発明商品が販売される。やりたいことはゴミ収集の仕事に携わる相方、滝沢秀一さんとの発明コラボ(?)。

 ◇  ◇  ◇

 芸人としてちょっと売れた後、仕事がなくなり、相方はゴミ収集の仕事を始め、ゴミ問題に詳しくなり、話題になっていましたね。

 僕はこの10年、普通に貧乏暮らしをしてました(笑)。コンビの活動は時々ライブがあるくらい。楽観的なので仕事がないことをあまり気にせず、バイトしてましたね。仕事は土木作業で道路を舗装する業務。

 芸人の仕事がなくなる頃くらいに結婚したのですが、奥さんも楽観的で「どうにかなるんじゃない?」という考えで。奥さんは一般的な仕事をしていたので、頼っていた部分は大きかったですね。

 バイト以外に始めたのが発明でした。きっかけは、いまお世話になっている一般社団法人「発明学会」にマシンガンズで取材ロケに行ったこと。その際に頂いた資料が、数年後に大掃除したら出てきて「暇だから発明品を考えてみようか」と。で、「身近なヒント発明展」に応募してみたら優良賞に選ばれました!(笑)

 それが2020年。

 その発明品は靴ブラシハンガー。スニーカーを洗う時、洗いづらかったり乾かすのに手間がかかったり、大変だといつも感じていて。「干すハンガーも一緒になったブラシがあれば楽なんじゃないか」と思いついたのです。子供みたいな発想。

 それをある企業さんが「うちで商品を作りませんか」と手を挙げてくださって。僕も参加して試作品を作ったところ意外と使いづらいとなり、ちょっと商品化は難しいと。

「他にアイデアないですか」と尋ねられた時、提案したのが「靴丸洗いネット」。

「これ、いいですね」と言われてから、開発まで2年くらいですかね。試作品作りを経て、ようやく完成。ネットの素材選びやコロナ禍の影響でかなり時間がかかりました。この商品が今月下旬に発売になるんです。

 わかりやすく言いますと、靴を洗濯機で洗う時に靴を入れるネットでして、服を洗濯する時と音がほとんど変わりがないところが売りです。普通はボコボコボコ! と音がしますものね。

 きっかけとなった身近なヒント発明展には1000以上の応募があったみたいです。老後の趣味にされてる方も多くいらして。頭を使うし、楽しいし、もし商品化されればお金も入るわけですから。

 僕は最初の応募で優良賞に選ばれましたが、その後、応募してもまったく引っかからないから激戦。まずは書類審査があり、通過すると展示され、企業さんも見にこられる。プレゼンの意味合いもある賞ですね。

 靴丸洗いネットは予約が入ってるようです。自作期間は利益が出てませんから、当然報酬なしですが、発売後は売れてくれたら僕にお金が入ります。単価が安いので、話題になってホームセンターに置かれたらうれしい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々