今なら炎上必至も…大多亮プロデューサーのリアルな言語感覚

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「愛という名のもとに」(1992年/フジテレビ)

 バブル景気が崩壊し、就職氷河期の入り口でもあった1992年。この年の1月、フジテレビの月9と並んで高視聴率ドラマを連発していたフジ木10の“木曜劇場”で放送されたのが、「愛という名のもとに」だ。

 前年1月期の月9「東京ラブストーリー」でヒロイン赤名リカを演じ、一躍人気女優となった鈴木保奈美(59)が主演。脚本は「101回目のプロポーズ」などで月9を牽引した野島伸司。大学のボート部だった男女7人が卒業から3年後に再会するところから始まる青春群像劇である。

 主題歌は浜田省吾の「悲しみは雪のように」。挿入歌やサブタイトルに至るまで“ハマショー”で固められた構成も話題になった。いまやNHK大河主演俳優となった仲野太賀の父・中野英雄が演じた“チョロ”の衝撃的な場面、そしてラストシーンのイチョウ並木──当時の若者=今の50代後半を中心とした世代にとっては、鮮烈な記憶として刻まれているだろう。

 このドラマでハマショーにハマった人も多い。ものすごく怒る人もいるかもしれないが、この世代にとって刺さるのは尾崎豊よりも断然、ハマショーなのだ。おっさんが「もうひとつの土曜日」をスナックで熱唱してヒンシュクを買っても、構わないのだ。

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