(6)重要な口腔ケア…やせる「歯磨き」「舌磨き」「舌トレ」のコツ

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 脂肪肝を寄せ付けない歯磨きのコツは何か? 「予防歯科」「食と健康」をテーマにした執筆や講演を続ける栗原丈徳歯科医師が言う。

歯周病の主な原因は、歯の表面に菌が付着し繁殖した塊(プラーク=歯垢)です。これを物理的に取り除くのが歯磨きです。大事なことはただやみくもに磨くのではなく、歯のどの部分をブラッシングしているのか意識しながら磨くことです」

 歯ブラシはペンのように持ち、小刻みに動かして1~2本ずつ磨く。毛先は歯と歯肉に向け、歯に対して45度の角度を保つ。毎食後の歯磨きは食事の食べかすなどの口の中の付着物を取り除くため軽めでいい。

「ただし、寝ている間に口腔内細菌は増殖しやすいため、就寝直前は丁寧に。また、起床直後は増殖した細菌を体内に取り込まないようケアする習慣をつけましょう」

 歯ブラシは隅々まで磨けるようヘッド部分が小さく、硬さは普通で毛先がまっすぐ、操作しやすいよう柄もまっすぐな基本的な形のものがいいと栗原歯科医師は言う。

「歯ブラシの交換時期は、ヘッドの裏側から見て毛先が広がってきたら行います。通常は1カ月程度です。なお、歯ブラシで磨くだけではきれいになりません。歯垢は歯と歯の間にたまりやすく、歯ブラシだけでは約40%は磨き残しがあるとされ、歯ブラシに加えて歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)を使用することで、大きく汚れの除去率を上げることができます」

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