食味劣る品種の高知県産新米が5キロ7800円の異常! 過熱するコメの「買い付け競争」と「価格設定」

公開日: 更新日:

 待望の新米が出回り始める季節はまもなくだ。コメ不足の影響で昨年から米価が高騰する中、今年度産米の入荷で価格が落ち着くことを期待する声が多い。

 ところがどっこい。収穫時期の早い「早場米」が、のっけから高値で販売されている。福井県産の「ハナエチゼン」は先週あたりから店頭に並び始めたが、5キロ税込み4700円前後の高値で販売されているようだ。昨年同時期の1.6倍近い値段だ。高知県産の「よさ恋美人」にいたっては、なんと5キロ税込み7800円で、神奈川県内で販売されているとの報道もあった。驚愕の値段である。

 新米に異様な価格上昇がみられる要因として、人件費や輸送費、生産コストの上昇などが指摘されているが、他にも買い付け競争が過熱しているようだ。

「一昨年に続き、昨年もコメが不作だったので、販売業者などの倉庫にはコメが不足している状態が続いています。新米をいち早く仕入れたい業者が多いようで、全国で買い付けに走る業者の動きが活発化しています」(コメ流通関係者)

■業者が強気の価格設定か?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々