大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々
巡業でハッスルするのは大歓迎だが……。
もっか東日本を中心に行われている大相撲の夏巡業。16日の旭川巡業は同地出身の故・北の富士の追悼巡業ということもあり、豊昇龍(26)と大の里(25)の両横綱が三番稽古を行う予定。豊昇龍が「やるのか?」と問うと、大の里が「やるんじゃないですか」と応えたという。
横綱同士が巡業で稽古をするのはまれとあり、現地のファンが喜ぶこと間違いなし。とはいえ、巡業ばかり元気でも困る。
7月場所は豊昇龍が1勝4敗10休、新横綱の大の里は11勝4敗で、いずれも横綱の責任を果たせなかった。
さらに先場所は豊昇龍が3個、大の里は4個、合わせて7個の金星を配給。豊昇龍に限れば、横綱に昇進した今年3月場所から3場所合計8個である。今年に入って2横綱が誕生したのは喜ばしいことだが、12個もの金星を配給して平幕力士も喜ばせては本末転倒である。
相撲協会もアタマが痛い。金星を挙げた力士は本場所ごとにもらえる褒賞金が引退するまで4万円プラスされる。年間6場所で24万円。つまり、12個の金星で協会は年間288万円の支出を余儀なくされる。