新NISA時代の投信戦争(後編)激化するポイント競争…業界最高の還元率は松井証券
2024年の新NISAスタートにより投資信託(投信)を毎月一定額ずつ積み立てる「投信積み立て」へのニーズが高まっている。
投信の積み立てによるポイントサービスは、クレジットカードによる投信積み立てサービス(クレカ積み立て)や、投信の保有額に応じてポイント還元をするサービス(投信保有ポイント)がある。
今年5月には松井証券がクレカ積み立てのポイント還元を開始。業界の勢力図も変わってきた。
クレカ積み立てのポイント還元率を見てみると、年会費無料カードでは、各社0.5~1.0%程度で横並びに近い状態となっている。しかし、投信保有ポイントを掛け合わせるとその違いは歴然だ。
年会費無料カードで月10万円を10年間積み立てた場合、アクティブ投信では松井証券が最大4.5倍、インデックス投信でも同社が最大4.2倍と最も高いポイント還元率となる(アクティブ投信は「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」、インデックス投信は「iFreeNEXT FANG+インデックス」で算出、別図参照)。