中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

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六本木で夜な夜な、数々の大物タレントと一緒に派手な会合が

 しかし今回の件に関しても、トラブルが港前社長の耳に入っても、コンプライアンスの担当部署や他の役員と共有することもなく、中居という大物タレントを守るため、“社長案件”で、女性のプライバシーを盾に、女性の人権を踏み躙り、事実上隠蔽するという同社のガバナンス不全を露呈したわけだ。

 同社の日枝久取締役相談役(87)の「楽しくなければテレビじゃない」の掛け声の下、バブル時代の82年〜93年に12年連続日本一を達成した時代、その立役者のひとりであった港前社長は当時、どんな“昔の時代のやり方”をしていたのか。港前社長の代表作である「オールナイトフジ」と並ぶ、当時の人気番組のひとつ「夕焼けニャンニャン」(85〜87年)に携わっていたある関係者はこう話す。

「時代が時代ですから、なんでもアリでまさにイケイケでした。港さんは、『遊んでいる人は優秀である』が持論で、まさにそんな感じ。『港組』というのがあって、六本木で数々の大物タレントと一緒に、派手な会合が頻繁に行われていました。港さんは女性からもモテモテで、多くの人がイメージする“ザ・業界人”そのものです。オールナイターズなど、若い出演者はむしろそこに呼ばれることが誇りと考えていた。港社長自身が、大物タレントを接待漬けにして、関係を深めることで出世していった人なので、女性アナウンサーであっても、そういう場に連れていくことはむしろ“本人のため”と考えていたと思います」

 そうした風土や港社長の旧態依然とした考え方が、その後の部下たちに引き継がれ、今のフジの社風、さらに今回のトラブルの背景にあることは疑いようもないが、その関連について、第三者委員会の調査はどこまで迫れるだろうか。

  ◇  ◇  ◇

「文春の記事訂正」で、この問題は新たな局面に入ったのか? 関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

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