萩本欽一(2)「スポンサーなし、出演料なし」でBS番組に挑戦する理由
作家・増田俊也氏による連載、各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。待望の第2弾は、「視聴率100%男」として昭和のテレビ界を席巻したコメディアンの萩本欽一氏です。
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増田「年をとるとだんだんと上の方が減ってきますからね」
萩本「そうそう。それに気がついたのは80歳ですね」
増田「4年くらい前」
萩本「うん。だから、今度は私が恩のあるようなことを若い人にしてあげるって、その役なのかなって。でもまだね、なんかいいセリフ言ってくれる人いないかなとは思ってる。ふわっと学ばされる粋な言葉」
増田「そういう人が現れないかなという気持ち。最近そういうことはあまりないですか」
萩本「それがあったんです。昨年5月にBS日テレで顧問をされている中山良夫さんのとこに行ったの。フジテレビの騒動でもそうですけど、テレビはスポンサーの力が強い。なので、スポンサーなし、出演料もなしって番組ができないかなって企画を持って行ったら、中山さんは『こんなでかい話を持ってきた者はいないよ、俺のところに』って最初に言ったの。続いて出てきた言葉が良かった。『でかすぎだな、でかすぎだからやる』って。いい言葉でしょ。『でかすぎるからやる』って」


















