ワイドショーで最近、「事件レポーター」を見なくなったのはなぜですか?
基本的には「予算削減」だと思います。事件レポーターは基本「1回現場に出動するといくらで、1回スタジオに出演するといくら」ということでギャラが決まっていますが、それを支払うよりは局のアナウンサーだったり、番組ディレクターにレポートさせたほうが安く済む、というか無料ですからね。あと、「元刑事が現場を歩いて取材・解説」みたいなのも流行してますよね。レポーターのレポートより元刑事が捜査目線で解説したほうが面白い、というのはあるんでしょう。元刑事は文化人扱いなので、レポーターよりギャラ相場が安い、というのもあるかもしれませんね。
ただ、僕は意外と「事件取材にとって事件レポーターさんは大切な存在だ」と思っています。もちろん元刑事さんの取材は面白いし、それはそれでいいんですが、事件レポーターさんの重要性を僕はニュース番組やワイドショーの現場で身に染みて感じているんです。
レポーターさんって「いい意味で食べていくために仕事をしている人」という感じがするんですよね。元からワイドショーでレポーターをやりたい! と思っていた人はほとんどいなくて、だいたい俳優とかミュージシャンとかDJとか「元の職業」があって、それなりのご苦労があって、ある程度の年齢になってからレポーターになった人が多いと思います。だから人生経験が豊富で、優しい人が多い。少し「枯れている」感じがあるんです。


















