巡業から力士がいなくなる?昨年は「29日間・27カ所」で今年は増加確実、超過密日程に休場続出の当然

公開日: 更新日:

 くしの歯が欠けるように、次々と力士が消えていく。

 16日に横浜市で行われた大相撲春巡業。15日から横綱大の里や幕内の藤ノ川らが休場し、すでに復帰した力士を含めると十数人が一度は離脱している。

 春巡業は3月29日の伊勢神宮奉納相撲を皮切りに、横浜場所が17カ所目だが、まだ折り返したばかり。最終日となる26日の入間場所まで、10カ所も残っている。その翌日の27日には5月場所(5月10日初日)の番付発表。休む間もないとはこのことだ。

「これまでは11月場所前の秋巡業が最も過密日程だったが、相撲人気による申し込み増加と協会の収入増の方針で、近年は春巡業が急増。昨年は29日間で25カ所、今年は29日間で27カ所ですからね。しかも全て体に負担の大きいバス移動です。休場力士が増えるのは当然ですよ」(若手親方)

 2024年の巡業は年間通して74カ所。昨年は69カ所と減ったものの、これは10月にロンドン公演があり、秋巡業がなかったためだ。今年は巡業のない6月にパリ公演が控え、秋巡業も普通に行われる。昨年より巡業の日数が多くなるのは確実だ。

 来年は米ラスベガスとロサンゼルスで公演のウワサがある。日程は未定だが、地方巡業の代わりに行うならまだしも、今年のように「巡業4回+海外公演」となれば、力士の負担は増すばかり……。

「年々、巡業での稽古時間も減っており、横綱大関でもなければ1日10番も取れない。だったら理由をつけて休み、部屋で稽古した方がマシ、と考える力士だっているでしょう」(前出の親方)

 巡業改革待ったなし、である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    中傷動画疑惑に「ナメプ」連発の高市首相に大打撃! 共同通信の作成者証言報道を皮切りにメディア総攻撃開始

  3. 3

    中傷動画疑惑めぐる高市首相「虚偽答弁」の“証拠”出た! 木下剛志秘書の「回答書」公開され万事休す

  4. 4

    東京都内の選挙で自民また手痛い負け…「リベラル一掃を」と鼻息荒かった杉並区長選も暗い先行き

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  2. 7

    高市首相に疑惑炸裂で「茂木新総裁」が急浮上 キングメーカー麻生太郎氏とも関係良好、経験値の高さも折り紙付き

  3. 8

    トンチキアイドル枠独占のM!LKが“ポスト嵐”に急浮上! イケメンからインテリまで幅広く

  4. 9

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  5. 10

    紙切れ一枚でクビに…怒りに任せて野球用具すべてを詰め込んだバッグごと、ゴミ箱にぶん投げて球場を後にした