フジテレビ系の冬ドラマ「警察もの」2本はありえないお話しすぎてズッコケの連続

公開日: 更新日:

 警察ものはテレビドラマの人気ジャンルだが、フジテレビ系の冬クールのこの2本は、あまりにもありえないお話すぎて、ドラマ好きは早くも脱落しているようだ。

「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」(火曜夜9時)は、カメラアイと呼ばれる「一度見たものは忘れない」という特殊な記憶能力を持つ警視庁捜査1課の主任(波瑠)が、さまざまな怪事件を捜査・解決するドラマだ。

 第1話では犯人の所持品から犯行現場の光景が鮮明に頭に浮かび、7年間監禁されていた女性を救出、第2話では飛び降り自殺に見えた死体が投げ落とされた被害者であることを、靴に付着したペンキを思い出して見抜く。

 一瞬の出来事や情報を鮮明に記憶する能力を持つ人は少なくなく、画家の山下清や作家の三島由紀夫はそうだったといわれるが、毎回、捜査が行き詰まると、「アッ、そうだ!」と急に何かを思い出して、たちまち犯人逮捕なんて安直すぎないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー