「M-1グランプリ」2年連続V令和ロマン高比良くるま「違法カジノ」の波紋広がる…このまま消えるのか

公開日: 更新日:

同情的な声も上がっているが…

 一方で、ギャンブル好きの芸人が多いことは確か。

「『インスタントジョンソン』のじゃいは、競馬の『WIN5』で9370万円となる馬券を、同じく『霜降り明星』の粗品も競馬で2400万円を的中させるなど、ギャンブルにハマる芸人は多いので、オンラインカジノは違法ということを周知するために、当局が動いたという読みは成立するかもしれません」(前同)

 SNS上では、〈オンラインカジノは違法だけど、実際わかりにくいし、時効も過ぎてる。他人を傷つけるような失敗でもないし、なんでもかんでも消せばいいわけじゃない〉、〈現在進行形じゃないのだから 許してあげてよ 彼ら 面白いじゃん〉などと、同情的な声も目立つ。

 お笑い評論家のラリー遠田氏はこう言う。

「問題が発覚してから、ご自身のYouTubeチャンネルで謝罪動画を公開して、迅速かつ誠実に対応をされていました。言い訳もせず、全面的に罪を認めて、自分の言葉で謝罪をされていたことに好印象を持ちました。やったこと自体はよくないことではありますが、きちんとした対応をされていますので、長い目で見ればこのことが彼らのキャリアにおいて致命傷となることはないと思います」

 しかしこの後も、令和ロマンの出演見合わせやレギュラー番組の放送中止が続くことは予想される。違法であることには間違いない中、彼らは、この不祥事を乗り越えられるか。令和のロマンは夢と消えてしまうのか。 

  ◇  ◇  ◇

 有名人の「違法賭博」の関する事件は、【関連記事】に詳しい。「令和ロマン」の今までの快進撃は【写真】を参照。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり