(1)くしゃみ、笑い、重い物で漏れる…「腹圧性尿失禁」

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 QOL(生活の質)を著しく下げる「尿漏れ(尿失禁)」。改善するために知っておきたいのが、自分がどのタイプの尿漏れに属するか、だ。

「尿漏れとひとことで言っても、症状別にいくつかのタイプがあり、それぞれ対策や治療が異なります」(日本橋骨盤底診療所・安倍弘和所長=以下同)

 くしゃみ、立ち上がり時、笑ったり重いものを持った時、縄跳びなどでジャンプを行った時など、お腹に力が入った瞬間に、尿意がないのにスッと漏れてしまう--。思い当たる節がある人は、尿漏れタイプのひとつ「腹圧性尿失禁」が疑われる。

「患者数は女性の40歳以上の5人に1人以上といわれ、日常生活の当たり前の動作でも尿が漏れてしまうため厄介です。特に女性に多く、中でも出産経験者、閉経後、肥満、慢性便秘、重量挙げなど重い物を持ってトレーニングを行う人がなりやすいです」

 なぜ腹圧性尿失禁が起きるのか?

「直腸や膀胱、子宮などの内臓を下から支える役割をする『骨盤底筋』があります。骨盤底筋とは、骨盤底を支える筋肉の総称で、骨盤底を支える筋肉や支持組織が出産などで緩むと、尿道がしっかり閉まらなくなり、負荷がお腹にかかった瞬間に、意思とは関係なく尿が漏れてしまうのです。年を重ねるにつれ、なりやすくなるのは確かですが、20代など若年の患者さんも少なくありません」

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