痛みと抑うつの中で80歳女性が見つけた「もう一度歩く」目標
左乳房のがんで全摘手術を受け、術後の痛みで歩行困難となった80歳の女性患者さんがいました。うつ病も発症し、内科と精神科の併診という形で当院が関わることになりました。
それまで通っていた街のクリニックには引き続き通院していましたが、術後の痛みも影響したのか、次第にふさぎ込むようになり、うつ病を発症してしまったようです。
病気になれば誰しも気分が沈みがちになります。少しでも穏やかな気持ちで過ごせるよう、痛み止めや医療用麻薬などを調整しながら、疼痛コントロールを行う療養生活が始まりました。
訪問診療は、基本的に通院が難しくなった方を対象に、月2回のペースで行っています。
「痛み止めは何か飲んでいますか?」(私)
「カロナールを病院でもらっていて、今は300ミリグラム飲んでいるの。でも、1~2時間くらいで効き目が切れちゃうのよね」(患者)
「そうなんですね。では今日から1日4回飲めるように処方を調整しておきますね。他のお薬の残りも確認したいので、お薬手帳を見せていただけますか」(私)


















