予後が悪い小細胞肺がん…新薬登場で生存率は上がるのか?

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 肺がんは予後が悪いがんで知られる。中でもたばことの関連が深い「小細胞肺がん」は、何十年と治療の進歩が止まったままだった。その状況が変わりつつある。小細胞肺がんの最新治療について、関西医科大学呼吸器腫瘍内科学講座の倉田宝保教授に聞いた。

 肺がんは、大きく「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」に分類される。小細胞肺がんの“厳しさ”は、非小細胞肺がんのそれを上回る。

「小細胞肺がんは進行が速く、検査をしているうちにあっという間に転移してしまう。そのため早期であっても、基本的には手術が適応となりません」(倉田教授=以下同)

 小細胞肺がんの場合、薬物療法や放射線療法が治療の第1選択となる。原発巣がある側の肺に転移が集約されている「限局型」であれば薬物療法と胸部放射線を組み合わせた治療、両方の肺やほかの臓器への転移が見られる「進展型」では薬物療法のみの治療となる。

 限局型、進展型問わず、「小細胞肺がんには薬物療法(抗がん剤)が効く」ということが証明されたのは1960年代のことだ。以来、薬物療法が小細胞肺がんのメインとなっているが、治療成績は芳しいと言えるものではなかった。

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